パーソナルカラー診断後、心持ちの変化 vol.03
「あんまり期待せず都合のいいところだけ取り入れよう!」という心構えが実は一番良いかもしれない。
2020年暮れに、都内のサロンでパーソナルカラー診断を受けました。
自分の特徴を客観的に知ることができ、2020年もっとも貴重な体験の一つでした。
診断を受けてから半年経ったので、気づきや考え方を棚卸ししてみようと思います。
自己診断できるサービスが多くリリースされたり、美容室でも取り入れられたりと、ここ2,3年でパーソナルカラーがグッと身近なものになったと感じています。
パーソナルカラー診断に興味がある人、受けたいなあと思っている人の足しになれば幸いです。
# パーソナルカラー診断とは
パーソナルカラーとは"自分に合う色"。
世の中に存在する色は4つのタイプに大別されるようで、それを春・夏・秋・冬と表現することができます。
以下の画像がわかりやすいです。同じ「赤」でもさまざまな赤が存在することが分かります。
一般的に、パーソナルカラー診断では「自分が春夏秋冬のどれに当てはまるのか」を診断してもらいます。主な判断材料は肌・髪・瞳の色とされています。
診断はYes/Noクイズの要領で進みます。
同系統だけど若干異なる色の布を顔の下に順番に当て「どっちの色が似合うのか」をスタイリストさんと一緒に詰めていきます。色によっては顔がパッと明るくなったりフェイスラインがスッキリします。その反対に、顔に影ができたり顔がくすんだりします。いろんなパターン試してみて、最終的に春夏秋冬どのタイプかを決定します。
4シーズンをさらに4分割し、計16タイプに分類する診断方法もあります(私がお世話になったサロンはこれでした)。
パーソナルカラー診断では、自分に合う色・合わない色がいわば客観的・論理的に判明するので、ファッションやコスメ選びに役立ちます。
# こういう人は受けるといいかも!
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どういう服を買ったらいいか困っている
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服はたくさんあるけど着る服がない
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その日のコーデに自信が持てない
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普段のメイクがどこかモヤっとする
このようなことが日常的に起きているのであれば、パーソナルカラー診断が手助けてくれるかもしれません。
経験者から2つ助言をさせていただくと、
1. 自己診断ではなく、サロンで受けた方がよい
パーソナルカラー診断の1番の価値は「知見ある人からの後押し」だと思っています。
普段のファッションやメイクに困っている人が自ら診断しても、結局どこかに迷いが生じてしまいます。自信を持って「これだ!」と選択できる心の拠り所は大切です。
光の当たり具合など周辺環境や気分によって左右されるので、自己診断での正確な判断は難しいのかなあと思っています。
2. 友人と2人で受けると◎
診断は友人と2人で受けました。友人が先、私が後という順番でした。
「2つ(4つ)の色だったらどっちが似合うと思いますか?」という質問が繰り返し行われるのですが、友人のを見ると一目瞭然。どれが一番よいか分かります。当の友人は?な感じ。いざ自分の番になり鏡の前に立つと、皆目検討がつきませんでした。友人に聞くと即答でした(笑)
これはよくあることらしく、当事者は変化に気づき辛いらしいのです。
ペアでの診断は、スタイリストさんだけでなく、普段一緒にいる友人にも見てもらえるので満足度が高いのかなと思います。
# 診断前の心構え
◯診断結果は絶対ではない
診断をすると「この色は合うが、あの色は合わない」が必ず出ます。でもそれによって選択肢を減らしてしまうのはもったいないです。弱点は自分の工夫次第で強みに変わるので、それも楽しみたいという心構えで。
◯答え合わせを楽しむ
お気に入りの色はどのような判断をされるんだろう?というちょっとしたドキドキ。
◯ノーマークなカラーが実は?
一番楽しみなのは、試したことない・敬遠していた色が、実は自分にピッタリ!というパターン。新しい気づきが楽しみでした。
「あんまり期待せず都合のいいところだけ取り入れよう!」という心構えが実は一番良いかもしれないなあ、と今思います。
パーソナルカラー診断はどんな時も同じ結果になるとは限りません。パーソナルカラー診断には流派があり、進め方や解釈が異なります。その上、コンディションによって結果が異なったりします。
違うサロンで受けたら違った!納得いかない!ってパターンは起きうるものと考えると安全です。
# 診断後の心境の変化
診断結果はブルーベースのウィンター。
赤みのない白い肌と黒目・黒髪が特徴で、4シーズンの中で最もコントラストを得意とされるタイプです。シャープ・コントラスト・鮮やか・クール・透明感と表現されることが多いです。
芸能人でいうと、小松菜奈さん、松本潤さんがブルーウィンターに当たるといわれています。
(16タイプではクールウィンターと診断、第二タイプはクールサマーと診断されました。ブルベの中でも鮮やかでパキッとした色あいが得意とされています)
4シーズン・16タイプそれぞれの特徴はこちらの記事に非常にわかりやすくまとめられています!
1. 隠そうとしてたものが一番の武器だった
肌の色です。
私はそれなりに色白で、それが故に体調が悪そうと言われることがしばしばありました。私もその自覚があり、なんとかしようと下地・ファンデ選びの軸をナチュラル・健康的・マットにしていました。いわゆる打ち消しですね。リップやチークもそれベースで決めていたので、全く逆の道を行こうとしていたわけです(悪いことではない)。
白い肌を生かせるポジションにいることを知り、思い切ってピンクベースの下地を選び、ツヤ感あるファンデにしたり、ピンクのラメ入りアイシャドウやバーガンディのリップをつけてみたりしました。
すると体調が悪そうと言われた顔は、透明感がありキリッとした印象を与える顔(本人談)に変わりました。
言われないと一生気づかなかったであろう強みに気づくきっかけになりました。
2. 服選びの軸が変わった
型があるから型破り、型がなければただの"形無し"
この言葉を最近知ったのですが、今までの人生に通ずるものがありました。
言われたこと、勧められたこと、良しとされるものをまず試してみる。その上で取り入れるか、変化させるか、こやしにするかを自分で決める。という考えが性に合っているので、今回も同じ方法論を取りました。
まずはブルーウィンターに合うとされるカラーにどっぷり浸かる、そこから領域を徐々に広げていく、といった具合に。

ウィンターを深掘りし、領域を広げていくぞ!を明朗に示した図
今まではブラウン系統の服が多く、ウィンターに合うとされるブラック・ネイビー系の色は全くといっていいほどありませんでした。
冬から春にかけてはブラック・ホワイト系の色を取り入れ、差し色で鮮やかめな色を選ぶようにしました。
この方法を取ると、服選びの際に4象限のうち1つにフォーカスして検討できるので、かなり進めやすいです。領域を絞って深掘りできたので、だんだんそれを広げていけるのが楽しみでなりません。
3. 「よいもの」を選ぶようになった
「服はたくさんあるけど着る服がない」現象が全くなくなりました。もともと持ってる服が少なかったのもありますが、クローゼットに眠っている服がありません。
ある程度服をフォーカスして選べるようになったので、その領域内でより厳選するようになりました。「こだわり」が生まれたという表現がしっくりきます。
安くなってるから買おう!をせず、価値を感じるものにきちんと投資するようになりました。服だけではなくあらゆるものに。
ブランドのコンセプトをみたりするようにもなりました。たとえばMikageshin。
“For all independent and intelligent individuals to be more yourself, beyond gender, age and nationality”, “Making attitude & confidence”(意訳: 「性別、年齢、国籍を超えて、自立した知的な人たちが、より自分らしくあるために」「態度と自信を形作る」)
素敵なコンセプトのもとで作られたものを身に纏えるのに幸せを感じます。
この領域にフォーカスしよう!という考えが、価値観・消費活動の変化に徐々につながったと思っています。
ちょっと大袈裟な話かもしれませんが、パーソナルカラー診断の結果を良い感じに取り入れられている実感があります。
どういう色が似合うのか?という切り口から、まだ見ぬ自分を見つけ、自分に自信を持つ、とても大きなきっかけとなりました。
繰り返しになりますが、パーソナルカラー診断の結果は絶対ではありません。あくまで、自分の選択肢を増やし、自信を持つための手助けと考えるのが良いと思います。
ちなみに私は、都内神田にあるこちらにお世話になりました。
一方的に診断されるのではなく、「星野さんはどっちだと思いますか?」と気づきを与えるような進め方が素敵でした。
ファッションやコスメなど本当に親身に教えてくださり、タッチアップもしてくれたりとすごく貴重な時間でした。
後日、このなかだったらどれがおすすめですか?とコスメの質問をしたところ、想像の100倍のボリュームで詳細なレビューが返ってきて感激しました。
皆さんにこのサロンを全力でお勧めしたいです。
そして、この場で感謝を申し上げます。ありがとうございました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
興味がある方、ぜひご友人と足を運んでみてください!
パーソナルカラー診断が、新たな発見・価値観の醸成に繋がることを願っています。
ご意見ご質問ご感想等ありましたら、お気軽にこちらまで!
来週は「在宅勤務最高のグッズはジェルネイル?」をお届けしたいと思います。
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